■ 3月31日「旧海軍連合艦隊・日吉台地下壕見学会」レポート
慶應大学日吉キャンパスの中にこんなに大きい地下壕があることに
驚きです。中はほとんどが当時のままだそうです。保存会の方が、「なぜ連合艦隊司令部が陸に上がったか」、「なぜ日吉なのか」をはじめ暗号室、通信室、指令長官室、作戦室などを詳しく説明してくれ戦争当時の海軍司令部の状況が想像できました。
特にここにあった通信部が戦艦大和との発令など暗号で送っていた
電文が、その後に爆弾と魚雷攻撃を受けた大和からの戦闘情報には暗号化する時間もなく必死で平文で打ったとの説明には胸を打たれました。また慶応大学は3000余名の学生を戦場に送り出しましたが2200名余が帰ってこなかったそうです。
地下壕見学の後は、地上を歩き海軍が使用した東洋一の寄宿舎などの説明を受けました。ここから司令長官や幕僚たちは地下30mの
地下壕へ100数段の階段を降りて作戦室に移動していたそうです。
大変勉強になり平和について改めて考えさせられました。(K)