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■ 7月14日(水) 大江戸沿線DAN歩 第10回 両国駅〜門前仲町駅 案内:金光さん
本日のスケジュールを説明し、芥川龍之介生誕の地に。 超有名人であるが意外と知らない方が多いですね。 勝海舟は、今、NHKで放映中の「竜馬伝」で頻繁に登場し、活躍する姿をテレビを通して拝見して、よく知っている人が多く、タイミング良く、生誕の地をご紹介できて幸いであった。
吉良邸旧屋敷跡は首洗い井戸を残すだけの数坪が白壁で囲まれた所にあった。 明暦の大火(1657)で江戸の3分の2は消失、40年後にこの地に移転を命じられた時は、またこの地は開墾さなかで、住民は互いに疎遠であったらしい。 松尾芭蕉の俳句「秋深し 隣は何を する人ぞ」でその様子を読み取ることが出来ます。 こうした土地柄も手伝って赤穂浪士の討ち入りが無事に果たせたのでしょう。 両国は誰でもが知る相撲の町で、 駅周辺には相撲部屋が点在している。 時津部屋、春日野部屋等々の相撲部屋の前を通ったが、名古屋場所が開催中でお相撲さんの姿を残念ながら見ることができなかった。 回向院は無縁仏を埋葬するばかりか、生あるもの総てを供養することを理念とする寺であると同時に、勧進相撲で親しまれた寺でもあった。 この後、隅田川べりで湯浅氏から数枚の浮世絵についての説明があり、当時のこの周辺の状況、人々の生活振り等々がわかり大変面白く聞かせてもらった。 芭蕉記念を見学し、午後は、芭蕉庵史跡展望園は向う。 ここで湯浅氏から浮世絵の解説があった。 この場所は人気スポットなのか、解説中に2組もの小団体が見学に訪れたのには少々驚いた。 平賀源内の電気実験跡地を訪れ、清澄庭園に向う。 この庭園は一説によれば、豪商紀伊国屋門左衛門の屋敷跡と伝えられて居るが、岩崎弥太郎が買取り、「深川親睦園」として、開園し、東京都の名勝として親しまれてきた。 庭園内部は本当に綺麗に整備され、訪問者の目を楽しませてくれた。本日の最終訪問先である霊巌寺に安置されている松平定信の墓を訪ねる。 将軍にはなれなかったが、この人ほどいろいろな時代小説に取り上げられる人は少ないと思う。今回は、後世になお残した著名人の旧跡を訪ね歩きましたが、拙い説明で恐縮いたしております。 皆様の御清聴に感謝申し上げます。金光 記 |