■ 12月5日利根川第2回のご報告
12月5日(土)『利根川第2回』ご報告
綾瀬駅に21人が集合。天気:小雨 案内:笹倉信行氏
朝早くには雨が上がり「一日曇り」の天気予報が外れ小雨が降り続いた寒い一日だった。だが始まると笹倉先生の案内するコースと説明は、知らないことばかりで「へぇーそうだったのだ」と驚きとても勉強になった。それにしても江戸時代から現代への「利根川水系の変遷」を調べるのは大変だったろうと感服します。(北原)

今日はDANの会「利根川水系シリーズ」の第2回、前回の続きで綾瀬付近の古隅田川沿いに歩き、江戸時代開設された新綾瀬川(現綾瀬川)、近代に建設された荒川放水路(現荒川)、元の荒川である隅田川を順次見た。特に荒川放水路は17年にわたる大規模な工事で、村が3つ消え、千三百戸が移転したほか、小菅から先の古隅田川の水路が消えた。この地区で有名かつ目立つのが小菅の東京拘置所、近年高層ビルに建て替えられ、初めて見たが、拘置所特有の中心に管理棟があり、そこから放射状に各棟が伸びる形を除けば、周りの高層マンションと全く変わらない。又荒川対岸の鐘ヶ淵は鐘紡発祥の地として有名だが、今そこには花王(カネボウ化粧品)の倉庫があるだけで、名門企業の末路は哀れすら感じる。(栗山)

S先生の「東京の川を行く」(利根川第2回)に参加し、あいにくの雨模様の中だったが、1万2千歩以上の道のり(JR綾瀬駅集合〜古隅田川沿いの緑道〜小菅の東京拘置所〜荒川〜鐘淵紡績発祥の地〜隅田川〜東武鐘ケ淵駅解散)今回は、前回のように川の跡を想像して歩くというのではなく、江戸期以降の河川工事の歴史を教えていただきながら、実物の河川を眺めて歩くという興味の尽きない時間を味わった。隅田川からの雲間のスカイツリーも新鮮だった(林)