■ 3月4日浮世絵解説A
「京急沿線DAN歩」の第2回〜3回新馬場〜雑色間に関係する浮世絵を湯浅さんが解説してくれました。持参の絵は13点。二代広重「品川沖汐干狩之図」(三枚続)周延「徳川時代貴婦人之図汐干がり」や広重の江戸百景「南品川鮫洲海岸」「蒲田の梅園」など。1枚1枚についての説明に当時の様子や作者の意図も想像しました。
「南品川鮫洲海岸」は、古くは品川海苔といわれ享保年間には浅草海苔といわれた海苔の主要な産地であったそうです。縞模様の海苔取りの竹で作った篊(ひび)、釣り船と海苔取りの船、忙しく働く人々、東海道、品川宿、八つ山、品川、鉄砲洲あたりまで描かれ遠くに筑波山が姿を見せている。本当に浮世絵はいろんなことがわかり大変面白いですね。