■ 11月18日第11回日比谷線DAN歩「三ノ輪駅」/「北千住駅」
3月2日の第1回から11回に分けて歩いた日比谷線DAN歩80キロもついに完歩しました!
日比谷線DAN歩最終回(11月18日水)参加:14名 解説:北原氏 行程:5.3キロ 天候:晴

雨で順延したことあり、いつもより参加者が少ない紀行と成った。北風が吹き少々肌寒くはあったが、幕末・明治初期の歴史を知るDAN歩でもあった。大変面白かったと思う。「浄閑寺」は吉原の女郎の哀れな葬られ方を知り、苦しく、悲しく人性を終えた人々の悲哀に胸を打たれ。「小塚原刑場」では22万人もの罪人が処刑されたと聞く、実に2.4人/日で処刑されたことになり、その数の多さに驚きもし江戸時代は結構犯罪の多かったのだと認識を新たにした。「回向院」は小塚原刑場で処刑された人々を弔うために建立されてという。 そこには歴史上有名な吉田松陰、橋本佐内の墓があり、またねずみ小僧次郎吉、お傳などの墓もあって驚いた。 更に「解体新書」の翻訳をした杉田玄白がここで腑分けに参加して、原書の人体解体図と比較したとのこと、罪人も死して日本医学の発展に貢献したのだと感心もした。「円通寺」では彰義隊員266名を火葬にし、集骨されたと知り、大きな時代の変革時には無残にも多くの血が流され、新しい時代の幕開けに成ったのだと認識を新たにし、政権交代した現代の日本が今後どのように変革を遂げるのか思いめくらせた。途中にジャンボパンで有名な青木屋があり何人かが名物のパンを購入していた。また、近くに立派な荒川総合スポ−ツセンタ−があり、其の前は東京スタジアムと聞き驚いた。昼食後、千住大橋の袂で、湯浅さんから木造の橋が描かれた浮世絵の解説があり、当時の様子が良くわかった。 何時も感心しているのですが、ほんとにその場その場にあった浮世絵を揃え、巧みな口調で、わかり易く説明され、浮世絵に関しての造型の深さにはただただ感心するばかりです。その後、旧日光街道を通り、北千住駅方向に向う。 街道筋の各商店に江戸時代何をしていたかの名称と説明書きがあり、昔の状況が偲ばれ、大変面白かった。千住は江戸時代の三大宿場町のひとつであり、大変の賑わいを見せていた所でもあって、距離は短かったが、最終を飾るに相応しい内容の詰まった面白いDAN歩でした。北原さんご苦労様でした。記 金光