■ 5月26日(水)大江戸沿線DAN歩第7回飯田橋駅〜本郷三丁目 案内:栗山さん
今回は文京区を中心とした歴史探訪。 「江戸時代の区内は武家屋敷で大半が占められていたが、明治以降これら広大な屋敷跡は教育機関や軍用に転用され、教育機関付近に著名な文化人、学者、政治家が多く集まってきて、閑静な住宅街を形成してきた。 教育機関や大型病院があることから印刷業、医療機器メーカーが集まっている地域でもある」 等々の解説を聞き、早速大手出版会社凸版印刷(株)が運営する印刷博物館は向かった。 贅沢な雰囲気のある建物に圧倒され、中に入ると、視察に数人のフランス政府の役人訪れてきていて、海外にも名の知れた博物館なのかと意外な気がした。 内部に入り、今ではほとんど姿を消したと思われる活版印刷の説明を受け、初期時代の活版印刷機での見本刷りを頂いた。 その後、更に印刷に関する説明をガイドから受け、博物館を後にし、小石川後楽園庭園へと移動。 7万u以上の広大な広さお持ち、蓬菜華、徳大時寺石を配した大泉水を中心にウメ、サクラ、ツツジ、ハナブショウが植えられ、四季を通じて情緒豊かな景色が楽しめる。 公園の周りには木々に囲まれた遊歩道から庭園を眺められるように造作されていて、素晴らしい景観を堪能できた。 午後は、樋口一葉が学んだ萩の舎跡を見学し、伝通院を訪れた。 ここには実に多士済々の人々のお墓があり、訪れる人が多い居のか、それぞれに看板が立ってられていた。 幸田露伴、一葉終焉の地と周り、求道会館へ。教会風の建て方で、実は浄土真宗、仏教系だそうです。 中の祭壇は仏教系と教会系建築が融合した面白い作りをして居て、それがなんとわなく調和しているのには感心させられた。
徳田秋声旧宅は老朽か可也進んでいるよう見えるが、昔ながらの面影を今も残している。
調度品、日記、原稿類はそのまま保存されているそうである。
その後、樋口一葉の」旧宅へ、非常に狭い路地を入った奥の階段を上がった隅っこにその家はあった。 近くに一葉の通ったといわれる旧伊勢屋質店があり、一葉が亡くなった時に、ご焼香に来られたそうで、得意客であったと想像する。
鎧坂を抜け、金田一京助、坪内逍遥旧宅、宮澤賢治住宅跡を回って、袖振火事で有名な本妙寺跡を見て、最終の金魚坂へ、入り口に一匹10万円の金魚が泳いでいたのには驚いた。 水槽の中を色とりどりの金魚が泳いでおり楽しかった。 本日は実に多くの有名文化人の旧宅を案内していただきました。 早朝の説明で著名な文化人、学者等々が多いとの説明でしたが、正にその通りでした。栗山さん有難うございます。 楽しい一日でした。